“すぐ動く”人になるにはどうすればいいか?~『1万人を診た脳内科医がすすめる すごい行動力』
平が編集に協力した本『1万人を診た脳内科医がすすめる すごい行動力』(加藤俊徳 著/朝日新聞出版)が2023年1月20日に発売になりました。
著者の加藤俊徳先生は脳を専門とする医学博士で、加藤プラチナクリニック院長でもあります。クリニックではMRI画像を撮り、患者の脳の強み・弱みを把握したうえで、脳の強化法を処方しています。脳の使い方を知り、自己発見や仕事・経営に生かしたいという方が患者として訪れるそうです。
そんな加藤先生は著書を毎月のように出版されていて、いずれの本も一定以上売れているというすごい著者です。売れなければ出版社からのオファーもないわけですから当たり前です。最近では『すごい左利き』(ダイヤモンド社)が15万部を突破したそうです。
よく本のネタが尽きないなと思いますが、それは「脳」をベースにしているからなのでしょう。「脳」は、誰しもが持ち合わせていて、しかもいろいろな悩みの根源にあるものなので、どんなものとも組み合わせて使えます。
・行動力×脳 → 行動力を高めるための脳の使い方
・やる気×脳 → やる気を出す脳の使い方
・ウォーキング×脳 → ウォーキングが脳に与える効果や具体的方法
・ラジオ×脳 → 聴覚を中心とする脳の鍛え方と効果
・男の子×脳 → 男の子の脳の特徴と育て方
・女の子×脳 → 女の子の脳の特徴と育て方
・英語×脳 → 英語が得意になるための脳の使い方
・ダイエット×脳 → 脳科学的な観点で考えたダイエット方法
・お金×脳 → 脳科学的な観点で考えたお金の貯め方
などなど。これらのネタは実際に加藤先生が本にしています。このようにして組み合わせを考えていくと無尽蔵にネタが出てきます。困った時は加藤先生に相談すれば、とりあえず本の企画ができてしまいそうです。
しかも加藤先生のすごいところは、1冊1冊きちんと作り込んで、しっかり売ろうという姿勢を持っているところです。そのため打ち合わせ・取材回数は多いですし、熱量もすごいです。「読者はどんな悩みを持っているのか」「この本は売れるのか」といったことをたびたび確認されます。書籍内のさし絵(イラスト)や表紙にも徹底的にこだわっている様子でした。
ライターとしても大変勉強になる仕事でした。後は売れてくれることを願うばかりです。