イトーキのゲーミングチェア「YL9G」を購入しました
イトーキ ゲーミングチェア オフィスチェア デスクチェア メッシュチェア サリダ YL9G 可動肘 ハイバック ブラック YL9G-R-BLELを買ってみたのでレビューしていきます。
なぜ「YL9G」を選んだか
なぜこのチェアを選んだか、理由を簡単にご説明します。
以前は十年ほど前に購入したオカムラのコンテッサを使っていました。購入時の価格は12万円くらいだったと記憶しています。高価格帯のオフィスチェアだけあって品質はいいのですが、不満点もありました。そこで思ったのは、
「いくら高いイスを買ってもどうしても不満は残る!」
ということです。そこで、コンテッサからの買い換えにあたっては、もう少し安い価格帯のイスにチャレンジしてみようと思いました。具体的な選定条件は以下の通りでした。
・価格は5万円前後、最大でも10万円
・座部分の素材はメッシュだとお尻が寒いのでクッションがいい
・背の素材はメッシュでも布でもどちらでもいい
・肘は4D(上下・内外・前後)可動タイプであること
・ゲーミングチェアでもいいが信頼置けるメーカーのものがいい
これらの条件に当てはまるイスをネットで探していくなかで、最終的に残ったのがイトーキの「SALIDA(サリダ) YL9G」でした。
SALIDA YL9Gの特長
YL9Gは、オフィス家具ブランド「SALIDA」のシリーズでありながら、ゲーミングチェアの要素を入れた新しいイス。2021年4月に発売されました。
イトーキの他のゲーミングチェアや、SALIDAシリーズの他のチェアにはないYL9Gならでは特長として、4D可動肘であることが大きなポイントとなりました。Amazonで人気のAKRacingのような、いわゆるゲーミングチェアっぽい派手なデザインではない点も気に入りました。
YL9Gの特長をまとめると、
・エラストマー樹脂製の背もたれ、ヘッドレスト
・細かい調節が可能なアジャスタブル高機能肘
・座面の奥行き調整機能あり
・ゲーミングチェアだけどワークスペースにも馴染むシックなデザイン
・サリダの標準モデル「YL9」よりも厚く柔らかい15cm厚クッション
・税込42,900円とお手頃な価格
といった感じになります。
購入前にイトーキのショールームに行ってみたのですが、発売数日後だったのでまだ実物を置いておらず確かめることができませんでした。しかし、サリダの「YL9」や他のゲーミングチェアを確かめて、だいたいのイメージが湧いたので思い切って購入に踏み切ったというわけです。
組み立てはそう難しくはない
さて、ネットで注文後1週間くらいで商品が届きました。SALIDAシリーズは他のイスもそうですが、部品がバラバラになった状態で送られてくるので購入者が自分で組み立てる必要があります。以下は送られてきた箱です。結構大きいですね。
ちなみにSALIDAは台湾製。SALIDAよりも高い、「ノート チェア」や「アクト チェア」といった完成品で届くオフィスチェアシリーズは、国内製とのことです。空けるとこんな感じ。
組み立てに掛かった時間は約30分でした。
派手すぎないデザインでワークスペースに馴染む
特長を写真とともに説明しましょう。
・エラストマー樹脂製の背もたれ、ヘッドレスト
背の部分とヘッドレストはエラストマー樹脂製のメッシュになっています。よくあるオフィスチェアの背メッシュ同様に通気性があります。硬さは通常のメッシュ素材よりも硬めの印象。長持ちはしそうです。座ったときの背もたれの感じは、深く沈み込むわけではなくかなり反発力を感じます。
下の写真は背の支柱とメッシュすき間。ここにホコリが溜まりそうなのが気になりますね。
ヘッドレストは上下の首振りに加え高さの調整も可能です。
ちなみに私は身長176.5cmで座高はごく標準だと思いますが、ヘッドレストの高さは下から3段目にするとちょうど良いと感じています。身長が低い人の場合、ヘッドレストを最も下に設定しても、頭の高さと合わないかもしれません。そのあたりのフィット具合は実際に座ってみないとわからないかと思います。
細かい調節が可能なアジャスタブル高機能肘
今回特に重視した部分の一つが肘の可動域です。長時間のオフィスワークをし続けるには、肘をベストの位置に固定できることが重要。そのためには可動肘であることが必須です。しかも、上下だけでなく前後、左右、そして内側に回転できる、「4D」タイプのものがいいと考えています。このサリダYL9Gの肘掛けも4Dタイプで、最適な位置に調整ができます。
座面の奥行き調整機能あり
座面を前後に動かして奥行きを調整できます。背の高さ=足の長さに応じて、座面をちょうどよい幅にすると座った時の安定感がよくなり、体圧が分散され腿の当たりの疲れにくさが軽減されます。ちなみに私は身長176.5cmで足の長さはおそらく標準的。座面の位置は真ん中くらいにしていますが、深く座ってもお尻からひざの裏まできちんとサポートされます。
「YL9」よりも厚く柔らかい15mm厚クッション
クッションの厚みは、サリダのゲーミングチェアではない標準モデル「YL9」よりも少しだけ厚く柔らかくなっています。一方、イトーキのゲーミングチェア「クロスフォーカスチェア」のクッションよりは薄くて硬めです。こればかりは好みによるのでどちらがいいというわけではありません。私はちょうどよい硬さではないかと感じています。
ゲーミングチェアだけどワークスペースにも馴染むシックなデザイン
ゲーミングチェアのように高機能でありながら、デザインは派手すぎず自宅オフィスに置いておいても悪目立ちしません。また価格は約4万円で、国内オフィス家具メーカーのイスにしては安いのではないでしょうか。4万円程度なら、もし2、3年でクッションがへたってもすぐに諦めて買い換えできますよね。総合的に満足度の高い買い物ができたと思っています。
その他
その他もろもろの画像です。
ちなみに、イトーキの東京ショールームを見学に行ったら、非常に丁寧に対応していただき、さらにこのようなミニタオルと組紐をもらいました。気が利いていますね。
なお、「YL9G」は私が購入したブラック&レッドのほかに、ホワイト&レッドなどの色もあります。ホワイトもいいですね。